それ‐しき【其れ式】
[連語]《「しき」は副助詞》その程度。それくらい。「わずか」「たった」のような軽んずる気持ちを言外に含む。「—のことに驚くな」
それ‐しゃ【其れ者】
1 その道に通じている人。専門家。くろうと。 2 芸者。遊女。商売女。「—の果ぞとは思われぬまでに」〈逍遥・当世書生気質〉
それしゃ‐あがり【其れ者上(が)り】
過去に芸者や遊女であった人。
それ‐じゃ
[接]「それでは」のくだけた言い方。それじゃあ。「—彼は来そうもないね」「—君の意見を聞こう」 [感]「それでは」のくだけた言い方。それじゃあ。「—、またね」 [連語]「それでは」の...
それ‐そうおう【其れ相応】
[名・形動]それにふさわしいこと。それにつりあうこと。また、そのさま。其れ相当。「—な(の)礼はする」
それ‐それ【其れ其れ】
[感] 1 人に注意を促したり、行動を促したりするときに用いる語。さあさあ。「—、早くしないと間に合わないよ」 2 相手の意見に同意するときに用いる語。そうだそうだ。「—、そのとおり」 [代...
それ‐ぞれ【其れ其れ/夫れ夫れ】
複数の物・人の、ひとつひとつ・ひとりひとり。おのおの。めいめい。副詞的にも用いる。「—が自分の道を選ぶ」「地方によって—習慣が違う」 [用法]それぞれ・おのおの——「持っていく荷物のそれぞれ(お...
それぞれのしゅうがくしょう【それぞれの終楽章】
阿部牧郎の小説。自殺した同級生の葬儀のため故郷に帰った作家が、自らの生を振りかえる自伝的作品。昭和62年(1987)刊行。同年、第98回直木賞受賞。
それ‐だから
[接]そうであるから。だから。「難しい仕事だが、—やる気も起こる」
それ‐だけ【其れ丈】
(副詞的にも用いる) 1 特定の、その物事。そのことだけ。そのものだけ。「—は勘弁してくれ」 2 その程度・分量・範囲。それくらい。それほど。「君は—の人間か」「わずかだが—でも収穫だ」「—努力...