たいりつ‐かせつ【対立仮説】
統計学の仮説検定において、その当否が検定される帰無仮説に対立する仮説。帰無仮説が成立しないと判断された場合に採択される。
たいりつ‐けいしつ【対立形質】
対立遺伝子によって支配され、同時に発現することのない、対(つい)になった形質。メンデル遺伝をし、表現型として発現するほうを顕性、発現しないほうを潜性という。エンドウの花の色における赤色と白色など...
たいりつ‐じく【対立軸】
対立する議論・抗争の中心となる事柄。また、考え方の違いによる、対立する二つの論。「与党への—を示す」「革新と保守という—が明確になる」
たいりつ‐せつ【対立節】
一つの文の中で、意味の関係上、互いに対等の資格をもって結合している節。「悪人は衰え、善人は栄える」のそれぞれの節の類。
大利(たいり)は利(り)ならず
あまりに大きすぎる利益は、ちょっと見ても利益があるようには見えない。
たい‐りゃく【大略】
1 (副詞的にも用いる) ㋐大体の内容。あらまし。概略。「経緯の—を述べる」 ㋑数量や程度のおおざっぱなところ。おおよそ。大体。「被害は—一億円にのぼる」 2 すぐれた知恵とはかりごとがあること...
たい‐りゅう【対流】
熱せられた流体が上部へ移動し、周囲の低温の流体が流れ込むことを繰り返す現象。これに伴って熱が伝わることを対流伝熱という。熱対流。
たい‐りゅう【滞留】
[名](スル) 1 物事が順調に進まずとどこおること。停滞。「雪のため貨物輸送が—する」 2 旅先でしばらくとどまっていること。滞在。逗留(とうりゅう)。「ロンドンに半年ほど—する」
たいりゅう‐うん【対流雲】
強い上昇流によって狭い範囲で形成される雲。垂直方向に発達し、雲の表面がでこぼこしている。積雲・積乱雲がこれにあたる。→層状雲
たいりゅう‐けん【対流圏】
大気圏の区分の一。地表から極地方では高さ約8キロ、赤道地方では約17キロまでの大気の層。日射により対流を生じ、雲・雨などの天気現象はこの圏内で起こる。上面を圏界面といい、その上は成層圏になる。