たくましき‐ボイラー【田熊式ボイラー】
水管ボイラーの一種。田熊常吉が大正2年(1913)に考案。上部の汽水ドラムと下部の水ドラムとを直水管群で直結したもの。多量の蒸気が得られる。
たくましく・する【逞しくする】
[動サ変][文]たくましく・す[サ変]思う存分にする。ほしいままにする。たくましゅうする。「想像を—・する」
たくましゅう・する【逞しゅうする】
[動サ変][文]たくましう・す[サ変]「たくましくする」のウ音便。「政府虚威を—・すれば人民はこれを震い恐れ」〈福沢・学問のすゝめ〉
たくまず‐して【巧まずして】
[連語]そうなることを意識したり、効果を考えたりしたわけではなくて。はからずも。「童話が—痛烈な社会批判となる」
たくま‐は【宅磨派/詫磨派/託間派】
絵仏師の一派。宅磨為遠(たくまためとお)を祖とし、鎌倉時代には京都中心の長男勝賀(しょうが)の系統と、鎌倉中心の三男為久の系統とが活躍。宋画の様式を取り入れて仏画に新生面を開いた。東寺所蔵「十二...
たくみ【巧み/工/匠】
《動詞「巧む」の連用形から》 [名] 1 細工師・大工など、手先や道具を使って物を作る職人。工匠。「飛騨の—」 2 技巧や意匠。「—を凝らす」 3 美しいものを作りだすわざやはたらき。「霊妙不...
たくみ【内匠】
《「巧み」と同語源》 1 宮廷の工匠。 2 「内匠寮(たくみりょう)」「内匠寮(たくみづかさ)」の略。→内匠寮(たくみりょう)1
たくみ‐づかさ【内匠寮】
⇒内匠寮(たくみりょう)1
たくみ‐どり【巧み鳥/巧み婦】
《巣を作るのが巧みなところから》 1 キツツキの別名。 2 ミソサザイの古名。〈和名抄〉
たくみ‐の‐かみ【内匠頭】
内匠寮の長官。従五位下相当。うちのたくみのかみ。