たちばな‐づき【橘月】
陰暦5月の異称。
たちばな‐でら【橘寺】
奈良県高市郡明日香(あすか)村にある天台宗の寺。正称は仏頭山上宮皇院菩提寺。開創は推古天皇14年(606)で、聖徳太子建立七か寺の一。太子誕生の地、また、勝鬘(しょうまん)経を講じた地と伝える。...
たちばな‐どり【橘鳥】
ホトトギスの別名。
たちばなふじん‐ずし【橘夫人厨子】
光明皇后の母、橘三千代の念持仏と伝える阿弥陀三尊像を安置する木造の厨子。法隆寺金堂天蓋(てんがい)を模した天蓋付きの龕(がん)と須弥座(しゅみざ)および台脚からなり、高さ約2.7メートル。三尊・...
たちばな‐もどき【橘擬】
バラ科の常緑低木。枝にはとげがあり、長楕円形の葉を密につける。初夏、黄白色の花が密生して咲き、実は平たい球形で橙黄色に熟す。中国の原産。庭木や生け垣などにする。ピラカンサ。ほそばのときわさんざし。
たちばな‐や【橘屋】
歌舞伎俳優の屋号。12世以後の代々の市村羽左衛門、およびその一門が用いる。
たちばな‐やき【橘焼(き)】
すりつぶした魚の肉をビワの実の大きさに丸め、クチナシで黄色に色づけし、たれ味噌で煮てカラタチの枝に挿した料理。
たちばな‐わん【橘湾】
徳島県東部、阿南市にある湾。島が多く、弁天島には天然記念物の亜熱帯性植物群落がある。 長崎県、島原半島と長崎半島との間にある千々石(ちぢわ)湾の異称。日露戦争時の陸軍中佐橘周太の名にちなむ。
たちばな‐を【橘を】
[枕]橘の木を守るために番人を置く意から、地名の「守部(もりべ)」にかかる。「—守部の里の門田早稲(かどたわせ)」〈万・二二五一〉
たち‐ばら【立ち腹】
1 《「たちはら」とも》腹を立てやすいこと。怒りっぽいこと。また、そのような性質。「この聖人は極めて—にぞ有りける」〈今昔・一九・一〇〉 2 立ったままで切腹すること。「武家に生まれた不祥には、...