たな‐ぐも【棚雲】
横に長く引いている雲。たなびく雲。「天の八重—を押し分けて」〈記・上〉
たな‐ぐも【棚蜘蛛】
タナグモ科のクモの総称。家屋内の薄暗い隅に棚状の網を張るイエタナグモ、生け垣などに棚状の網を張るクサグモ・コクサグモ、石垣のすきまなどに網を張るヤチグモなどがある。
たな‐ぐもり【棚曇(り)】
《「たな」は接頭語》空一面に雲が広がること。すっかり曇ること。とのぐもり。
たな‐ぐも・る【棚曇る】
[動ラ四]空一面に雲が広がる。すっかり曇る。とのぐもる。「—・り雪は降り来(く)さ曇り雨は降り来(く)」〈万・三三一〇〉
たなぐら【棚倉】
福島県南東部、東白川郡の地名。もと丹羽氏の城下町。
タナグラ【Tanagra】
古代ギリシャのボイオティア地方にあった都市。
タナグラ‐にんぎょう【タナグラ人形】
古代ギリシャで作られたテラコッタ製の彩色人形。ヘレニズム時代の風俗を表す。タナグラ地方の墳墓から出土したのでこの名がある。
たなぐら‐まち【棚倉町】
⇒棚倉