た‐まき【手纏/環/鐶】
《手に巻くものの意》 1 上代の装身具。玉や鈴にひもを通して手に巻いたもの。くしろ。 2 弓を射るとき、左のひじを覆う籠手(こて)。弓籠手(ゆごて)。〈和名抄〉
たま‐きず【弾傷/玉傷】
鉄砲で撃たれてできた傷。銃創(じゅうそう)。
手纏(たまき)の端(はし)無(な)きが如(ごと)し
環状の手纏のように、いつまでも巡り巡って、終わるところのないたとえ。
たまきはる
⇒たまきわる
たまきわる【たまきはる】
鎌倉前期の日記。1巻。藤原俊成の娘、建春門院中納言の作。建保7年(1219)成立。女房として宮中に仕えた生活を、老後になって回想したもの。書名は冒頭の和歌の句による。建春門院中納言日記。建寿御前日記。
たま‐きび【玉黍】
1 トウモロコシの別名。 2 タマキビガイの別名。
たまきび‐がい【玉黍貝】
タマキビガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁上に群生し、貝殻は球状の円錐形。乾燥に強い。たまきび。
たまき‐やま【玉置山】
奈良県南部、吉野郡十津川村にある山。標高1076メートル。大峰山脈最南端、十津川と北山川の合流点北側に位置する。大スギで知られるほか、9合目に「熊野三社の奥の院」ともいわれる玉置神社がある。
たま‐きゅうりょう【多摩丘陵】
関東地方南西部、多摩川と境川との間の丘陵。西は高尾山麓から東は横浜市まで伸びる。宅地化が進行。
たまき‐りゅう【玉置流】
和様書道の流派の一。御家流(おいえりゅう)の分派で、玉置半助を祖とする。