たま‐のれん【珠暖簾】
球や管の形をした玉を貫いた糸を何本も下げ、のれんにしたもの。
たま‐はがね【玉鋼】
砂鉄を原料に、たたら製鉄法によって造られた良質の鋼材。日本刀を作った。
たま‐はし【玉橋】
橋の美称。「上つ瀬に—渡し下つ瀬に舟浮けすゑ」〈万・一七六四〉
たまわ・す【賜はす】
[動サ下二]《動詞「たま(賜)う」の未然形+尊敬の助動詞「す」から》「たまう」より強い敬意を表す。お与えになる。御下賜になる。また、補助動詞としても用いる。「不死の薬に、また、壺(つぼ)具して、...
たまはてんてんうちゅうかん【球は転々宇宙間】
赤瀬川隼の中編小説。昭和57年(1982)刊。昭和58年(1983)、第4回吉川英治文学新人賞受賞。
たま‐ばはき【玉箒】
《「たまははき」とも》 1 玉の飾りをつけたほうき。正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いた。「初春の初子(ね)の今日の—手に取るからに揺らく玉の緒」〈万・四四九三〉 2 ほうきを作る草の...
たま‐はやす【玉はやす】
[枕]「むこ」にかかる。語義・かかり方未詳。「—武庫(むこ)の渡りに天(あま)伝ふ日の暮れ行けば家をしそ思ふ」〈万・三八九五〉
たま‐ばえ【癭蠅】
双翅(そうし)目タマバエ科のハエの総称。体は蚊を小さくしたような大きさ。細長い脚と幅広い翅(はね)をもつ。幼虫が植物に寄生して虫こぶをつくるもの、植物の葉を巻くもの、アブラムシ・ダニなどを捕食す...
たま‐ばち【癭蜂】
膜翅(まくし)目タマバチ科のハチの総称。小形で、多くは黒色か褐色。幼虫は植物に寄生し、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)をつくる。クリタマバチ・クヌギタマバチなど。ふしばち。
たま‐ひろい【球拾い】
野球などで、練習時グラウンドの周辺に散った球を拾い集めること。また、もっぱらその役に当たる選手。