たる‐ひ【足る日】
物事の十分に満ちたりた、よい日。吉日。「今日の生日(いくひ)の—に」〈祝詞・神賀詞〉
たる‐ひ【垂氷】
つらら。氷柱。「日さし出でて、軒の—の光り合ひたるに」〈源・浮舟〉
たる‐ひろい【樽拾ひ】
酒屋が得意先の空き樽を集めて歩くこと。また、その仕事をする小僧。「—あやうい恋の邪魔をする」〈柳多留・初〉
タルファヤ【Tarfaya】
モロッコ南西部、大西洋に面する港町。旧スペイン領タルファヤの中心地。1958年にモロッコに返還。沖合約100キロメートルにカナリア諸島がある。フランスの作家サン=テグジュペリが飛行場長として派遣...
たる‐ぶね【樽船】
⇒樽廻船(たるかいせん)
タルボス【Tarvos】
土星の第21衛星。2000年に発見。名の由来はケルト神話の牡牛。土星から遠い軌道を公転する。非球形で平均直径は約13キロ。
たるまえ‐さん【樽前山】
北海道南西部、支笏(しこつ)湖の南東、苫小牧市と千歳市との境にある火山。標高1041メートル。明治42年(1909)の大爆発で火口丘に高さ約130メートルの溶岩円頂丘が一夜で再生した。
たる‐まる【樽丸】
酒樽に用いる木材。
たるみ【弛み】
たるむこと。また、その度合い。ゆるみ。「靴下の—」「心の—」
たる‐み【垂水】
垂れ落ちる水。滝。「命を幸(さき)く良けむと石走(いはばし)る—の水をむすびて飲みつ」〈万・一一四二〉