ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権兵衛】
名のわからない人や物をさして、たわむれていう語。
なよたけ‐の【弱竹の】
[枕] 1 なよ竹がたわむ意から、「とをよる」にかかる。「—とをよる児らは」〈万・二一七〉 2 竹の節(よ)の意から、「よ」にかかる。「—夜ながきうへに」〈古今・雑下〉 3 竹の節(ふし)の意か...
とち‐ぐる・う【とち狂う】
[動ワ五(ハ四)]《「どちぐるう」とも》ばかみたいにふざける。ひどくたわむれる。「侯爵令嬢は人もなげに白場四三太郎氏と—・う」〈魯庵・社会百面相〉
ひと‐そばえ【人戯え】
人に甘えたわむれること。他人の好意を期待すること。「口で言へば—、先立って埒(らち)明けうと」〈浄・丹波与作〉
ち‐わ【痴話】
愛しあう者どうしがたわむれてする話。むつごと。転じて、情事。
とお・む【撓む】
[動マ四]たわむ。しなう。「沖つ波—・む眉引(まよび)き大舟のゆくらゆくらに面影にもとな見えつつ」〈万・四二二〇〉
ひき‐お・る【引き折る】
[動ラ四] 1 たわむほど強く引く。「夕潮に楫(かぢ)—・り」〈万・四三三一〉 2 折って二重にする。裾などを折って上げる。はしょる。「衣一つばかりを—・りて」〈今昔・二九・二八〉
ひめ‐なそび【姫遊び】
《「ひめのあそび」の音変化》女とたわむれ遊ぶこと。一説に、女らしい遊び、無邪気な遊びなどの意。「おのが命(を)を死せむとぬすまく知らに—すも」〈崇神紀・歌謡〉
ちょっかい
1 《2から転じて》横合いから、余計な手出しや干渉をすること。また、女性にたわむれに言い寄ること。「友だちの彼女に—をかける」 2 猫が一方の前足で物をかきよせるような所作をすること。 3 腕・...
ゆう‐ぎ【遊戯】
1 遊びたわむれること。遊び。「言語—」 2 幼稚園・小学校などで、運動や社会性の習得を目的として行う集団的な遊びや踊り。「お—」