骨箱(こつばこ)を叩(たた)・く
大きな口をきく。よくしゃべる。骨箱を鳴らす。「今の若者どもが達入(たていれ)だの犬の糞だのと—・くが、おらが目から見ちゃあ蚤(のみ)の卵だとおもやれ」〈滑・浮世風呂・四〉
算(さん)を乱(みだ)・す
算木を乱したように、ちりぢりばらばらになる。散乱する。算を散らす。「机だの、卓子(テイブル)だの、—・した中を拾って通った」〈鏡花・婦系図〉
すい‐ほう【粋方】
1 世態・人情、特に遊里のことに通じている人。粋人。「粋だの—だのといふ事を、大通といひはじめて」〈滑・客者評判記〉 2 男伊達(おとこだて)。侠客(きょうかく)。「おりゃ博多の又治というて、隠...
うだ【宇陀】
奈良県北東部にある市。大和高原に位置し山林が豊か。平成18年(2006)1月、大宇陀町・菟田野(うたの)町・榛原町・室生村が合併して成立。人口3.4万(2010)。 奈良県北東地域の称。大和...
しん‐しょう【身上】
1 身の上。一身上のこと。しんじょう。 2 財産。資産。身代(しんだい)。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」 3 給金。芝居関係者の間で用いられた語。「身分だの—だ...
しんぱ‐げき【新派劇】
日本演劇のジャンルの一。明治21年(1888)自由党の壮士角藤定憲(すどうさだのり)らが大阪で旗揚げしたのに始まり、川上音二郎を中心とする壮士芝居を経て発展し、現在に至る。当代の風俗・人情・世...
しま
[接尾] 1 名詞、その他状態を表す語に付いて、そのようなようすであることを表す。さま。「思はぬに横—風のにふふかに覆ひ来ぬれば」〈万・九〇四〉 2 時日を表す名詞に付いて、早々の意を表す。「正...
じいん
[副] 1 からだのある部分に感じるしびれを表す語。「腰に—とした痛みがある」 2 からだの奥の方から感動や感激などが湧き上がってくるさま。「目がしらが—と熱くなる」
し‐せん【紙箋】
文字を書くために適当な大きさに切った紙片。「患者の病名だの処方だのを書いた—を繰(く)って」〈漱石・行人〉
し‐たい【姿態/姿体】
からだの線が作り出す外形。また、からだの動きによって醸し出される感じ。からだつき。「なまめかしい—」