すいげつ‐かんのん【水月観音】
三十三観音の一。補陀落山(ふだらくせん)の水辺の岩上に座し、水面の月を眺めている姿の観音。
しん‐ごん【真言】
1 《(梵)mantraの訳》いつわりのない真実の言葉。密教で、仏・菩薩(ぼさつ)などの真実の言葉、また、その働きを表す秘密の言葉をいう。明(みょう)・陀羅尼(だらに)・呪(じゅ)などともいう。...
ずいしん‐いん【随心院】
京都市山科区にある真言宗善通寺派の大本山。山号は牛皮山。平安中期、仁海(にんがい)の創建で、牛皮山曼荼羅寺(まんだらじ)と称した。中興開山は増俊。随心院門跡。小野門跡。
すいじゃく‐が【垂迹画】
本地垂迹説に基づく絵画。春日曼荼羅(かすがまんだら)・熊野曼荼羅など、垂迹曼荼羅と称されるものが多い。
しんごん‐しゅう【真言宗】
日本仏教の宗派の一。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。9世紀初め、入唐した空海が密教を恵果に学び、帰国して一宗を開いた。真言陀羅尼(...
しわ‐しわ【皺皺】
[名・形動]しわが多いこと。また、そのさま。しわだらけ。「—な(の)手」「—な(の)札(さつ)」
スーパー‐ていぼう【スーパー堤防】
《「高規格堤防」の通称》堤防の街側がなだらかな斜面となっている幅の広い堤防。高さに対して約30倍の幅があるため、水が堤防を越えても、斜面を緩やかに流れ、被害を最小限に抑えることができる。堤防の高...
しょ‐むずかし・い【しょ難しい】
[形]《「しょ」は強意の接頭語。近世江戸語》いやにむずかしい。しちめんどうくさい。「なぜまた、そんな—・い事を言ったもんだらう」〈滑・浮世床・初〉
しらぎ【新羅】
古代朝鮮の王国名。4世紀中ごろ、朝鮮半島南東部、辰韓12国を斯盧(しろ)国が統一して建国。7世紀後半、唐と結んで百済(くだら)・高句麗(こうくり)を滅ぼし、668年、朝鮮全土最初の統一国家となっ...
しら・う
[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて)互いに…し合う。しろう。「いと深からずともなだらかなるほどにあひ—・はむ人もがな」〈源・末摘花〉