だんりん‐じ【檀林寺】
京都市右京区嵯峨にあった寺。承和年間(834〜848)檀林皇后により創建、開山は唐僧義空。室町時代、京都尼寺五山の一となったが、廃絶。その地に足利尊氏が天竜寺を建てた。
だんりんとっぴゃくいん【談林十百韻】
江戸前期の俳諧集。2冊。田代松意編。延宝3年(1675)刊。松意ら江戸の俳人が西山宗因の発句を巻頭に興行した九吟百韻10巻を収める。談林派俳風を興す契機となった書。
だんりん‐は【談林派】
⇒談林風
だんりん‐ふう【談林風】
大坂の西山宗因を中心に延宝年間(1673〜1681)に盛行した俳諧の一派。また、その俳風。貞門一派の伝統的な方式に対し、奇抜な俳風で自由な表現形式をとった。蕉風(しょうふう)が興るとともに衰退。...