ち‐ちょう【弛張】
[名](スル)「しちょう(弛張)」の慣用読み。
ちちょう‐ねつ【弛張熱】
⇒しちょうねつ(弛張熱)
ちちよ‐ちちよ
[副]ミノムシの鳴き声。平安時代、ミノムシは鳴くと考えられていた。「八月ばかりになれば、—とはかなげに鳴く」〈枕・四三〉
ちちり
松かさ。松ぼっくり。「—を拾ひ集め」〈浮・新可笑記〉
ちちり‐ぼし【ちちり星】
二十八宿の一、井宿(せいしゅく)の和名。双子座の西部、μ(ミュー)星付近をさす。→井(せい)
ちちろ
《その鳴き声から》コオロギの別名。《季 秋》
ちちろ‐むし【ちちろ虫】
コオロギの別名。《季 秋》「小むしろや粉にまぶれし—/一茶」
ちちわく‐に【千千分くに】
[副]あれこれさまざまに。とやかくと。「—人は言ふとも織りて着むわが機物(はたもの)に白き麻衣(あさぎぬ)」〈拾遺・雑上〉
ちちをうるこ【父を売る子】
牧野信一の短編小説。大正13年(1924)5月、雑誌「新潮」に発表。同名の作品集は同年8月に刊行。
ちちん‐ぷいぷい
《「ちちんぷいぷい御代(ごよ)の御宝(おんたから)」の略》幼児がからだを痛めたとき、なでさすってなだめるまじないの語。「知仁武勇は御代の御宝」の意ともいう。