ちゃ‐つ【楪子】
《唐音》菓子などを盛るのに用いる漆器。端反りの木皿に高い足台をつけたもの。根来(ねごろ)塗が多い。銘々盆(めいめいぼん)。
ちゃ‐つう【茶通/楪津宇】
砂糖と卵白とをすりまぜ、小麦粉と片栗粉を入れてこねた皮でゴマ入りのあんを包み、その上に茶の葉をつけて焼いた菓子。
ちゃ‐つき【茶坏】
昔、茶を飲むために用いた陶製の器。後世の茶碗の類。
チャツネ【chutney】
《ヒンディー語から》マンゴーなどの果実に香辛料・砂糖・酢などを加えてジャム状に煮たもの。インド料理の薬味やソースとする。
ちゃ‐つぼ【茶壺】
葉茶の貯蔵・運搬に用いる陶製の壺。
ちゃつぼ【茶壺】
狂言。詐欺師が、街道で寝ている男から茶壺を取ろうとして争っていると、その地の目代(もくだい)が仲裁に入り、茶壺を持ち去る。
ちゃつぼ‐どうちゅう【茶壺道中】
江戸時代、宇治の新茶を将軍家へ運ぶ行事。また、その行列。江戸から東海道を経由して茶壺を下し、帰路は中山道を利用した。
ちゃ‐つみ【茶摘み】
茶の葉を摘みとること。また、その人。《季 春》「むさし野もはてなる丘の—かな/秋桜子」
ちゃつみ‐うた【茶摘み歌/茶摘み唄】
茶摘みのときに歌う歌。《季 春》
チャトランガ【(梵)caturaṅga】
古代インドの遊び。縦横各8列の盤上に駒を並べ、相手のラージャ(王)の駒を取り合うもので、2人制と4人制がある。チェスの原型とされる。チャツランガ。