ちらし‐がみ【散らし髪】
髪を結ばずに、散らしたままにしておくこと。また、その髪。「幽霊は—なれど」〈紅葉・二人むく助〉
ちらし‐ぐすり【散らし薬】
患部のはれや痛みをやわらげるのに用いる薬。「—には崛竟の物が参った」〈二葉亭・浮雲〉
ちらし‐こうこく【散らし広告】
「散らし1」に同じ。
ちらし‐ずし【散らし鮨】
鮨飯の上に、刺身・ゆでた小えび・玉子焼き・かまぼこ・かんぴょうなどを並べた鮨。関西では、小さく切った具を鮨飯にまぜたものに錦糸(きんし)玉子をのせ、ばらずし・ごもくずし・かやくずしなどとよぶ。
ちらし‐だいこ【散らし太鼓】
《客を散らし帰すところから》興行の終わったときに鳴らす太鼓。追い出し。打ち出し太鼓。
ちらし‐どり【散らし取り】
1 歌ガルタの遊び方の一。取り札を無造作に散らして置き、取り合うもの。 2 前相撲や稽古のときにする、仕切りなしの取り組み。
ちらし‐もよう【散らし模様】
とびとびに散らした模様。散らし形。
ちらし‐よね【散らし米】
⇒打ち撒(ま)き
ちら・す【散らす】
[動サ五(四)] 1 くっついているものを離し落とす。ばらばらに散るようにする。散乱させる。「花を—・す無情の嵐」「火花を—・す」「紋様を—・す」 2 あちらこちらに配る。ふりまく。分配したり、...
ちら‐ちら
[副](スル) 1 小さいものが飛び散るさま。「雪が—(と)舞いはじめる」 2 小さい光が強まったり弱まったり、また、細かく揺れ動いたりするさま。「漁(いさ)り火が—する」「画面が—する」 3 ...