つい‐に【終に/遂に/竟に】
[副] 1 長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。とうとう。しまいに。「—優勝を果たした」「—完成した」「疲れ果てて—倒れた」 2 (多く、打消しの語を伴って用いる)ある状態が最後まで...
じょうけん‐はんしゃ【条件反射】
ある反射を起こさせる刺激と、それとは無関係な第2の刺激を同時に与えることを繰り返すと、ついには第2の刺激だけで初めと同じ反射を起こす現象。犬にえさとベルの音を同時に与えつづけると、ついにはベルの...
きょう【竟】
[音]キョウ(キャウ)(呉) [訓]おわる おえる ついに 1 おわる。おえる。「竟宴」 2 ついに。結局は。「究竟(きゅうきょう・くっきょう)畢竟(ひっきょう)」
あこう‐じけん【阿衡事件】
仁和3年(887)、宇多天皇が即位した際、藤原基経を関白とする勅書の中の「よろしく阿衡の任を以て、卿の任となすべし」の語について、基経が阿衡は位のみで職掌を伴わないとして政務を行わず、ついに天皇...
わらしべ‐ちょうじゃ【藁稭長者】
日本の昔話の一。1本のわらしべを、次々に高価なものと交換し、ついに長者になるという話。今昔物語集などにみえる。
さ‐しも【然しも】
[副]《副詞「さ」+副助詞「し」+係助詞「も」から》 1 あれほど。あんなにも。「—栄えた平氏一門もついには滅びた」 2 (多く打消しや反語の表現を伴って用いる)そのようにも。それほどにも。「こ...
ジキルはかせとハイドし【ジキル博士とハイド氏】
《原題The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde》R=L=スチーブンソンの怪奇小説。1886年刊。医師のジキルは薬で夜ごとに悪の人格ハイドに変身し善悪...
腰(こし)を突(つ)・く
1 腰を折って倒れ、しりを地につける。 2 くじける。中途でやめる。「危機をもちこたえられず、ついに—・いた」
榻(しじ)の端書(はしが)き
男の恋心の切実さのたとえ。また、思うようにならない恋のたとえ。昔、男が女との恋を成就するために、百夜通ったら会おうという女の言葉に従って99夜通い、榻にその印をつけたが、あと1夜というときに差し...
こころ【心/こゝろ】
(心)《原題Kokoro》小泉八雲の著作。明治29年(1896)刊。副題は「日本の内面生活の暗示と影響」。 (こゝろ)夏目漱石の小説。大正3年(1914)発表。罪悪感や孤独感、人間憎悪の念が...