月(つき)満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く
《「史記」蔡沢伝から》満月は必ず欠ける。物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめるというたとえ。
つきみ‐づき【月見月】
陰暦8月の異称。
つき・む【拒む】
[動マ四]断る。こばむ。「—・みて言ふにこそと思ひて」〈宇治拾遺・一四〉
つき‐め【尽(き)目】
物事が終わり尽きてしまう時。「金(かね)の—」「運の—」
つき‐め【突(き)目/突き眼】
目を突いたために起こる外傷。また、目の角膜の刺し傷から化膿菌(かのうきん)が入って起こる角膜潰瘍(かいよう)のこと。
つき‐もうで【月詣で】
[名](スル)「月参り」に同じ。
月(つき)も朧(おぼろ)に白魚(しらうお)の篝(かがり)もかすむ春(はる)の空(そら)
歌舞伎「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の、お嬢吉三のせりふの冒頭の一節。しらじらと明けて霞んでいる初春の空の情景を表したもの。
つき‐もど・す【突(き)戻す】
[動サ五(四)] 1 向かってきたものを、突いて、もときた方向へ押し戻す。つきかえす。「土俵際から—・す」 2 差し出されたものや届けられたものを、受け取らないでそのまま相手に戻す。つきかえす。...
付(つ)きも無(な)・い
1 ふさわしくない。不都合である。 2 ぶっきらぼうである。そっけない。
つき‐もの【付き者】
つきそう人。また、つきまとう人。「—の女郎、はじめのあらましをささやけば」〈浮・諸艶大鑑・四〉