つぼ‐や【壺屋】
1 主な家屋に付属して建てられた小屋。物置の類。 2 「壺屋紙」の略。
つぼや‐がみ【壺屋紙】
伊勢国から産した油紙。天明5年(1785)飯南郡稲木村の人、壺屋清兵衛の創始という。
つぼ‐やき【壺焼(き)】
1 「栄螺(さざえ)の壺焼き」の略。《季 春》「—の壺傾きて火の崩れ/鳴雪」 2 壺に入れて焼くこと。
つぼやき‐いも【壺焼(き)芋】
大きな壺に入れて蒸し焼きにしたサツマイモ。
つぼやき‐しお【壺焼(き)塩】
素焼きの壺に入れて焼いた塩。
つぼやき‐ほう【壺焼(き)法】
鉱石の精錬法の一。粉末状の鉱石を壺または鍋形の鉄製の炉に入れ、空気を送って燃焼溶解させたのち固まらせる方法。
つぼ‐やなぐい【壺胡簶】
筒形の胡簶。古代の靫(ゆき)の遺制で、譲位や節会(せちえ)などの儀式の警固に近衛(このえ)の武官が背に負ったもの。つぼ。
つぼや‐やき【壺屋焼】
沖縄県那覇市壺屋から産する陶器。17世紀末、琉球王朝が3か所の窯場を集結させたのに始まる。甕(かめ)・食器・酒器などの日用雑器が多く、独自の釉(うわぐすり)も開発されている。