つま‐ごうし【妻格子】
⇒狐(きつね)格子1
つま‐ごと【爪琴/妻琴】
《爪で弾くところから》箏(そう)の異称。
つまごみ‐に【夫籠みに/妻籠みに】
[連語]《「ごみ」は上二段動詞「こ(籠)む」の連用形の音変化》つまをこもらせるために。つまごめに。「—八重垣作るその八重垣を」〈記・上・歌謡〉 [補説]一説に、夫婦ともにの意ともいう。
つまごめ‐に【夫籠めに/妻籠めに】
[連語]《「ごめ」は下二段動詞「こ(籠)む」の連用形の音変化》「つまごみに」に同じ。「—八重垣作るその八重垣を」〈神代紀・歌謡〉
つま‐ごも・る【夫隠る/妻隠る】
[動ラ四]夫婦、または雌雄が一緒にひきこもって住む。「春日野(かすがの)にまだうら若きさいたづま—・るとも言ふ人やなき」〈玉葉集・春上〉
つま‐ごもる【夫隠る/妻隠る】
[枕] 1 地名「小佐保(をさほ)」にかかる。かかり方未詳。「春日(はるひ)春日(かすが)を過ぎ—小佐保を過ぎ」〈武烈紀・歌謡〉 2 つまが物忌みのときにこもる屋の意から、「屋(や)」と同音をも...
つま‐さき【爪先】
足の指の先。「—をそろえる」
つま‐さき【褄先】
着物の襟下と裾(すそ)の出あう角。
つまさき‐あがり【爪先上(が)り】
[名・形動]少しずつ登りになっていること。また、そのさま。つまあがり。「—な(の)坂道」
つまさき‐さがり【爪先下(が)り】
[名・形動]少しずつくだりになっていること。また、そのさま。つまさがり。「緩(ゆる)く—になった鋪道(ほどう)の」〈宮本・伸子〉