つら‐づえ【頰杖/面杖】
「ほおづえ」に同じ。「その片端に、巨勢は—つきたり」〈鴎外・うたかたの記〉
面(つら)で人(ひと)をき・る
傲慢(ごうまん)な態度で、他人の気持を傷つける。
つらなり【連なり/列なり】
つらなっていること。また、つらなっているもの。「稜線(りょうせん)の—」
つら‐な・る【連なる/列なる】
[動ラ五(四)] 1 たくさんのものが1列に並んで続く。切れずに続く。「車が道路に—・る」「遠く—・る山々」 2 会などに出席する。列席する。「式典に—・る」「末席に—・る」 3 関係者の一人で...
連(つら)なる枝(えだ)
《「連枝(れんし)」を訓読みにしたもの》本(もと)を同じくするところから、兄弟のこと。特に、貴人の兄弟をいう。「兄とは知らで贈りしも、—の誠をあらはし」〈読・弓張月・残〉
つら‐にく・い【面憎い】
[形][文]つらにく・し[ク]顔をみるのも憎らしい。「生意気で—・い奴」
面(つら)に似(に)せて巻子(へそ)を巻(ま)く
《巻子は丸く巻いた紬(つむぎ)糸》人は各々の性質によってすることも異なる。
つら・ぬ【連ぬ/列ぬ】
[動ナ下二]「つらねる」の文語形。
つら‐ぬき【貫き/頰貫】
1 毛皮製の浅沓(あさぐつ)。袋状に作り、縁に貫緒(ぬきお)を通して、足の甲の上で引き締めて結ぶところからいう。武士・犬飼い・猟師などが用いた。つなぬき。 2 雨や雪の日に用いた皮革製のくつ。
つらぬき‐とお・す【貫き通す】
[動サ五(四)] 1 物の端から端まで、また反対側まで突き抜いて通す。「釘(くぎ)が板を—・す」 2 最初の考えや態度を変えることなく最後まで持ち続ける。「信念を—・す」