つらら【氷柱】
森荘已池(もりそういち)の短編小説。昭和15年(1940)刊行の作品集「店頭」に収録。同年の第12回芥川賞の候補作となる。
つらら【列ら】
[形動ナリ]つらなるさま。「海人(あま)の娘子(をとめ)は小舟(をぶね)乗り—に浮けり」〈万・三六二七〉
つらら‐いし【氷柱石】
鍾乳石(しょうにゅうせき)の異称。
つらら・く【列らく】
[動カ四]並びつづく。つらなる。「沖へには小舟—・く」〈記・下・歌謡〉
つらり
[副]全体に行き渡るさま。ずらり。「『綺麗だことネー』と云って、—と見亘すのみ」〈二葉亭・浮雲〉
つら・れる【釣られる】
[動ラ下一]《動詞「つる」の未然形+受身の助動詞「れる」から》 1 誘い出される。誘惑される。「景品に—・れて買う」 2 ひきいれられる。影響を受ける。「笑顔に—・れてほほえむ」
面(つら)を膨(ふく)ら・す
不服な顔つきをする。ふくれつらをする。「からかわれて—・す」
面(つら)を見返(みかえ)・す
自分を辱めた人に仕返しをする。「いつかあいつの—・してやる」