其(そ)れにとりて
その場合でも。そのうちでも。「—、三つの石を捨てて十の石につくことは易(やす)し」〈徒然・一八八〉
たて【立て】
[名] 1 立ててあること。「—看板」 2 酒宴。遊興。「こりゃ—に行く大尽衣装ぢゃ」〈浄・歌祭文〉 3 他人の分の遊興費も払ってやること。おごり。「わたしが—でござります」〈伎・韓人漢文〉 ...
たて‐あかし【立て明かし】
庭などに立てて照明に用いるたいまつの類。たちあかし。「所々に—して還御急がし奉るけしき見ゆるも」〈とはずがたり・三〉
ちょい‐わる【ちょい悪】
俗に、トラッドやコンサバスタイルに、サングラスやレザージャケットなど不良を思わせる要素を取り入れて着崩したファッション。特に中年男性のスタイルをさす。また、言動が少し悪い感じについてもいう。「—...
ちち‐ご【父御】
他人の父を敬っていう語。尊父。ててご。⇔母御(ははご)。
ちっ‐こう【築港】
[名](スル)船舶の出入り・碇泊(ていはく)のために港をきずくこと。また、その港。ちくこう。「湾の一部を埋め立てて—する」
ちちかえる【父帰る】
菊池寛の戯曲。一幕。大正6年(1917)発表、大正9年(1920)初演。妻子を捨てて20年後、落ちぶれて帰ってきた父を迎える家族の複雑な心情を描く。 野村芳亭監督による映画の題名。昭和2年(...
ちちく・る【乳繰る】
[動ラ五(四)]《「乳」は当て字。男女が密会して私語する意の「ちぇちぇくる」の音変化という》男女がひそかに会って情を通じる。密通する。ててくる。「—・っている仲」
ちかっ‐て【誓って】
[副]《神仏に誓いをたてて、の意から》 1 きっと。必ず。「来年こそ—優勝します」 2 (あとに打消しの言葉を伴って)決して。「—うそは申しません」
ちつじょ‐だ・てる【秩序立てる】
[動タ下一]順序よく、筋道が通るようにする。「—・てて説明する」