はっぽう‐だし【八方出し】
出し汁を煮立てて酒・味醂・醤油などを加えたもの。湯豆腐・そば・てんぷらのつゆなどに用いる。八方汁。八方下地。
話(はなし)を付(つ)・ける
話の片をつける。相談・交渉をまとめる。「仲介人を立てて—・ける」
はな‐づま【花妻】
1 花のように美しい妻。一説に、間もなく結婚する男女が、一定期間まったく会わずに過ごすときの、その触れることのできない妻。「なでしこがその—にさ百合花ゆりも逢はむと」〈万・四一一三〉 2 鹿がい...
はっし
[副] 1 堅い物どうしがぶつかるさま。また、その音を表す語。「刀を—と受けとめる」「丁丁(ちょうちょう)—」 2 勢いよく飛んで物に当たるさま。「好球を—と打ち返す」 3 物を強く打ち付ける音...
はなびら‐もち【花弁餅】
1 餅を、梅の花びらに見立てて薄く丸い形にしたもの。皇室の鏡餅の一部に用いられる。 2 牛蒡(ごぼう)と味噌あんを求肥(ぎゅうひ)で巻いた和菓子。
はな‐ふだ【花札】
花合わせ1に用いるカルタ。1〜12月にそれぞれ松・梅・桜・藤・菖蒲(あやめ)・牡丹(ぼたん)・萩(はぎ)・薄(すすき)・菊・紅葉・柳(雨)・桐の12の草木を当てて描き、おのおの4枚ずつに点数・価...
はな‐の‐ゆき【花の雪】
白く咲く花、また、散る花を雪に見立てていう語。《季 春》「大仏膝うづむらむ—/其角」
はな‐ばしら【鼻柱】
1 鼻の左右の穴を隔てている部分。鼻中隔。 2 鼻を隆起させている軟骨。また、鼻の隆起。鼻梁(びりょう)。鼻筋。 3 「はなっぱしら」に同じ。「—を折る」
はな‐の‐たもと【花の袂】
1 はなやかな衣服。また、その袂。「いつしかもかへつる—かな時にうつるはならひなれども」〈長秋詠藻・中〉 2 花を袂に見立てていう語。「かりにのみ人の見ゆれば女郎花(をみなへし)—ぞ露けかりける...
はな‐の‐かがみ【花の鏡】
花の映っている池水などを、鏡に見立てていう語。「年を経て—となる水は散りかかるをや曇るといふらむ」〈古今・春上〉