手(て)に◦する
1 手に取って持つ。「本を—◦する」 2 自分の物にする。「欲しかった車をやっと—◦する」
て‐にっき【手日記】
日々の心覚えを記す帳面。「枕に算盤(そろばん)、—をはなたず」〈浮・胸算用・四〉
手(て)に付(つ)か◦ない
心が他に奪われてその事に集中できない。「うれしくて仕事が—◦ない」
てに‐てに【手に手に】
[連語]多くの人が、めいめいその手に。てんでに。「—小旗を持つ」
手(て)に手(て)を取(と)・る
互いに手を取る。特に、相愛の男女が行動をともにする。「—・ってかけおちする」
手(て)に取(と)・る
自分の手で持つ。「リンゴを一つ—・る」
手(て)に取(と)るよう
すぐ目の前にあるように、はっきり見えたり聞こえたりするさま。手に取るばかり。「相手の反応が—にわかる」
手(て)に成(な)・る
(「…の手に成る」の形で)製作の任に当たる。手掛ける。「応挙の—・る虎の図」
手(て)に握(にぎ)・る
自分の所有とする。また、自分の支配下におく。「権力を—・る」
手(て)に乗(の)・る
1 策略におちいる。「まんまとこちらの—・る」 2 自分の自由になる。「この位にせにゃ、男は—・らぬわいな」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉