て‐まどい【手惑ひ】
うろたえ、まごつくこと。あわてふためくこと。「才有るをのこども、—をして一行(ひとくだり)の文も奉らぬに」〈宇津保・俊蔭〉
てま‐どう【手間だう】
[形動ナリ]手間がかかってめんどうなさま。「いやいや抜くも—なり。火をつけて焼き立てう」〈浄・女夫池〉 [補説]「どう」は無駄になる意の接尾語「どうな」からか。→どうな
てま‐ど・る【手間取る】
[動ラ五(四)]思ったより手間がかかる。「準備に—・る」
て‐まね【手真似】
手を動かして物事のようすをまねること。「—で知らせる」
て‐まねき【手招き】
[名](スル)手先を上下に振り、こちらへ来るように合図すること。「—して呼ぶ」
てま‐ひま【手間暇/手間隙】
手間とひま。労力と時間。「—をかける余裕はない」
てまひま‐いらず【手間暇いらず】
時間や労力がかからない。容易に事が運ぶ。「意外に—で事が済んだ」
て‐まめ【手忠実】
[名・形動] 1 手先をまめに働かせること。めんどうがらずに休みなく仕事をすること。また、そのさま。「—に働く」 2 手先が器用なこと。また、そのさま。「—な人」「—な細工」
て‐まり【手鞠/手毬】
1 まるめた綿を芯(しん)にし、その上を色糸で巻いたまり。また、それを手でつく遊び。今は、表面に彩色を施したゴム製のものが多い。《季 新年》「焼跡に遺る三和土や—つく/草田男」 2 「手鞠花(て...
てまり‐うた【手鞠歌】
子供が手まりをついて遊ぶときにうたう歌。《季 新年》「—かなしきことをうつくしく/虚子」