手(て)を擦(す)・る
両手をすり合わせる。懇願・謝罪などをするときのようすにいう。もみ手をする。「—・りながら金の無心をする」
手(て)を袖(そで)に◦する
手出しをしないで傍観する。「—◦して徒に日月を消するのみにて」〈福沢・学問のすゝめ〉
手(て)を染(そ)・める
関係をもちはじめる。手をつける。「相場に—・める」
手(て)を携(たずさ)・える
⇒携える3
手(て)を出(だ)・す
1 手を使って、対象となるものに動作をしかける。「ごちそうに—・す」「高めのボールに—・す」 2 暴力を振るう。また、けんかをしかける。「口より先に—・す」 3 新たに関与する。「株に—・す」 ...
手(て)をつか・える
⇒支(つか)える4
手(て)を束(つか)ね膝(ひざ)を屈(かが)・む
抵抗しないで屈服する。また、機嫌をとる。「東八箇国の大名、高家—・めずといふ者なし」〈太平記・一一〉
手(て)を束(つか)・ねる
腕組みをする。また、傍観する。手をこまぬく。「—・ねて火事を見守る」
手(て)を突(つ)・く
敬礼・謝罪・懇願などの気持ちを表すために、両手を地につける。「—・いて謝る」
手(て)を尽(つ)く・す
物事の実現や解決のために、あらゆる手段を試みる。「資金繰りに八方—・す」