手(て)をつく・る
手を合わせて拝む。「首(かうべ)を傾(かたぶ)け—・りてこれを信じ貴びけり」〈今昔・三一・二六〉
手(て)を付(つ)・ける
1 着手する。仕事などを始める。「行政改革に—・ける」 2 使い始める。また特に、使い込む。「定期預金に—・ける」「公金に—・ける」 3 料理などを消費する。「刺身に—・ける」 4 目下の女性な...
てをつなぐこら【手をつなぐ子等】
田村一二(いちじ)の小説。特異児童の教育に取り組む教師の姿を描く。昭和18年(1943)発表。昭和23年(1948)、伊丹万作脚本、稲垣浩監督により映画化。昭和39年(1964)には羽仁進監督に...
手(て)を通(とお)・す
衣服を着る。「新しい服に—・す」
手(て)を取(と)り合(あ)・う
1 手を握り合う。「—・って喜ぶ」 2 親しい者どうしが連れ立つ。「—・って旅に出る」 3 力を合わせる。「—・って再建にあたる」
手(て)を取(と)・る
1 親愛の気持ちなどを表すために他人の手を握る。「—・って何度も礼を述べる」 2 親切に教え導くようすにいう。「初歩から—・って教え込む」
手(て)を握(にぎ)・る
力を合わせて事にあたる。また、仲直りする。「与野党が—・る」
手(て)を抜(ぬ)・く
必要な手間を省く。仕事などをいいかげんにする。「—・いた工事」
手(て)を濡(ぬ)らさず
そのことに少しも骨を折らないさま。「—利ざやを稼ぐ」
手(て)を舐(ねぶ)・る
手につばをつけて意気込む。「我をとく得んと、—・りつる軍ども」〈宇治拾遺・八〉