手(て)を延(の)ば・す
その分野などに新たに進出する。「食品の製造にまで—・す」
手(て)を伸(の)・べる
⇒伸べる1㋑
手(て)を離(はな)・れる
1 その人の所有・管理でなくなる。「仕事が—・れる」 2 世話や看護が必要でなくなる。「子供が親の—・れる」
手(て)を引(ひ)・く
1 手を取って導く。「幼児の—・く」 2 続いていた関係を断ち切るなどして退く。「会社経営から—・く」
手(て)を翻(ひるがえ)せば雲(くも)となり手(て)を覆(くつがえ)せば雨(あめ)となる
《杜甫「貧交行」から。手のひらを上に向けると雲がわき、手のひらを下に向けると雨が降る意》人情が変わりやすく、頼みがたいことのたとえ。
手(て)を広(ひろ)・げる
仕事などの範囲を広くし、規模を大きくする。「関西方面に取引の—・げる」
手(て)を回(まわ)・す
1 手段をめぐらす。「あれこれ—・して支援する」 2 手を尽くして探索する。「方々に—・して調達する」 3 ひそかにはたらきかける。「事件が明るみに出ないよう—・す」
手(て)を結(むす)・ぶ
「手を握る」に同じ。「官民が—・ぶ」
手(て)を揉(も)・む
1 もみ手をする。懇願や謝罪をするときの動作にいう。「—・んで愛想笑いを浮かべる」 2 両手をすり合わせる。喜んだりくやしがったりしたときの動作にいう。「足を踏み反り、—・み、目を大きに見暉かし...
手(て)を焼(や)・く
うまく処理できなくて困る。てこずる。もてあます。「反抗期の子供に—・く」