てんねん‐きねんぶつ【天然記念物】
学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物、およびそれらの存在する地域で、その保護・保存を指定されているもの。文化財保護法によるほか、地方公共団体の条例によっても定められる。→特別天然記念物
てんねん‐きょう【天然橋】
流水や海水の浸食などによってできた橋状の地形。帝釈峡(たいしゃくきょう)の雄橋(おんばし)・雌橋(めんばし)など。自然橋。
てんねん‐こうしん【天然更新】
自然に落ちた種子から発生した稚樹や、根株から芽を出した蘖(ひこばえ)を育てる造林法。天然造林。
てんねん‐こうぶんし【天然高分子】
天然に産出する高分子化合物。セルロースやたんぱく質など。
てんねん‐こうりょう【天然香料】
食品添加物の一つ。動物や植物から得られる天然の物質で、食品に香りをつけるために使用される。アンバーグリス(龍涎香(りゅうぜんこう))・ムスク(麝香(じゃこう))・カニ、オレンジ・バニラ・ジャスミ...
てんねん‐ゴム【天然ゴム】
天然に産するゴム。ゴムノキから得られる弾性ゴムをいう。→合成ゴム
てんねん‐し【天然歯】
入れ歯・差し歯などの人工歯に対して、もとからある自分の歯。乳歯や永久歯のこと。
てんねん‐しきそ【天然色素】
動植物が体内にもつ色素。カロテノイド・クロロフィル・ヘモグロビンなど。
てんねん‐しげん【天然資源】
天然に存在して、人間の生活や生産活動に利用しうる物資・エネルギーの総称。土地・水・埋蔵鉱物・森林・水産生物など。
てんねん‐しぜん【天然自然】
《同じ意味の語を重ねて強調したもの》 1 人為によらないで存在するものや現象。「—の美」 2 (副詞的に用いて)物事がおのずから起こるさま。ひとりでに。「—自分を開放してしまった」〈漱石・明暗〉