な‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の音変化》 [副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉 [連語] 1 何であるか。なにごとか。「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」...
ナスルちょう‐きゅうでん【ナスル朝宮殿】
《Palacios Nazaríes》スペイン南部の都市グラナダにあるアルハンブラ宮殿の中心的な建造物群。現存する最古の建物であるメスアール宮、アラヤネスの中庭を囲むコマレス宮、ライオン宮などで...
な‐だか・い【名高い】
[形][文]なだか・し[ク]広く世間に名が知られている。有名である。「歴史に—・い寺院」
なす
[接尾] 1 名詞に付いて、…のような、という意の連体修飾語として用いられる。「山—大波」 2 名詞または動詞の連体形の下に付いて、…のように、…のような、などの意を表す。「くらげ—ただよへる時...
なずま・し【泥まし】
[形シク]《動詞「なづむ」の形容詞化》 1 物事がはかばかしく進まないさま。ぐずぐずしている。「なま君達は、—・しくすずろはしきものぞ」〈狭衣・一〉 2 ほれぼれするほどである。「いかにしても—...
なじょうことな・し
ことさら問題とするにあたらない。平凡である。「—・き人の、笑(ゑ)がちにてものいたう言ひたる」〈枕・二八〉
なさけ‐らし・い【情けらしい】
[形][文]なさけら・し[シク]情が細やかそうである。「いろいろな灯火が、人懐っこい、—・い光をそれぞれに増してきた」〈万太郎・露芝〉
ナザレせいぼ‐だいせいどう【ナザレ聖母大聖堂】
《Basílica de Nossa Senhora de Nazaré》ブラジル北部、パラー州の都市ベレンにある聖堂。20世紀初頭、ゴム景気の財によりバチカンのサンピエトロ大聖堂を模して建造。...
なしのもとしゅう【梨本集】
江戸中期の歌論書。3巻。戸田茂睡著。元禄11年(1698)成立、同13年刊。多くの例歌から、二条派の制詞・禁詞が根拠のないものであることを論証したもの。
ナジャフ【Najaf】
イラク中部、ナジャフ州の都市。同州の州都。バグダッドの南約150キロメートル、ユーフラテス川中流域にある。イスラム教シーア派の聖地。アッバース朝第5代カリフのハールーン=アッラシードが建てた、シ...