とおく【遠く】
《形容詞「とおい」の連用形から》 [名]遠いところ。遠方。「—の町」「—へ行く」 [副]隔たりが大きいさま。はるかに。「先達には—及ばない」「—一〇〇〇年の昔から行われている」
遠(とお)くて近(ちか)きは男女(だんじょ)の仲(なか)
男女の仲は、遠く離れているように見えても、意外に結ばれやすいこと。
遠(とお)くの火事(かじ)より背中(せなか)の灸(きゅう)
自分に関係のない大事よりも、小さなことでもわが身にふりかかることは痛切に感じられるというたとえ。
遠(とお)くの親類(しんるい)より近(ちか)くの他人(たにん)
遠方にいる親類よりも近隣にいる他人の方が頼りになる。また、疎遠な親類よりも親密な他人のほうが助けになる。