ところで
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「で」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。ある事態が起こっても、何もならないか、または、好ましくない状態をひき起こすことを予想させる意を表す。…しても。…...
ところ‐どう【所籐】
所々に籐を巻いた弓。
ところ‐どころ【所所/処処】
1 あちらこちら。あちこち。「—に支店をつくる」「—誤りのある文章」 2 「人々」の敬称。かたがた。「ここかしこにうち忍びて通ひ給ふ—は」〈源・葵〉
ところ‐な・し【所無し】
[形ク]人や物が密集して空いた所がない。すきまがない。「一条の大路、—・くむくつけきまで騒ぎたり」〈源・葵〉
ところ‐ならわし【所習はし】
その土地の風習。「頭つきは—にして後ろ下がりに髪先短く」〈浮・五人女・五〉
ところに
[接]《接続助詞「ところに」から》 1 ちょうどその時に。そこで。「国をかけ落ちしましてござんす。—源五兵衛にめぐりあひましてござんす」〈伎・幼稚子敵討〉 2 ところが。しかるに。「拙者儀は旦那...
ところに
[接助] 1 逆接の意を表す。…けれども。「身に逢うたらば、悦ばう—、かへって手向ひするは何事ぞ」〈伎・なぐさみ曽我〉 2 順接の意や単純な接続を表す。「イソポ風呂ニ行ッテミル—、ソノ風呂屋ノ前...
所(ところ)に付(つ)・く
その場所にふさわしくする。「—・けたる御贈り物どもささげ奉り給ふ」〈源・若紫〉
ところ‐の‐しゅう【所の衆】
平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に属して雑事をつとめた者。六位の者の中から選ぶ。衆。
ところ‐の‐もの【所の物】
その土地の産物。