と‐こそ
[連語]《格助詞「と」+係助詞「こそ」》 1 「と」の意を強調する。「おいらかに鬼—向ひゐたらめ」〈源・帚木〉 2 (命令形に付いて)命令の意を強調する。→とぞ「いかに罪人、急げ—」〈虎明狂・瓜盗人〉
とこ‐だたみ【床畳】
床の間に敷く畳。また、床(ゆか)に敷く畳。
とこ‐だな【床棚】
床脇にある棚。床脇棚(とこわきだな)。
とこ‐つ‐くに【常つ国】
《「つ」は「の」の意の格助詞》「常世(とこよ)の国」に同じ。「やまひしあつしれて、—に至る」〈雄略紀〉
とこ‐つち【床土】
1 床の間の壁などに使う上等の土。 2 苗床用の土。
とこ‐つ‐みかど【常つ御門】
《「つ」は「の」の意の格助詞》永久に変わらず栄える宮殿。とこみや。「君ませば—と侍宿(とのゐ)するかも」〈万・一七四〉
とこ‐とこ
[副]小またで足早に歩くさま。「—(と)歩く」
とこ‐とわ【常】
[名・形動ナリ]《古くは「とことば」》永久に変わらないこと。また、そのさま。とこしえ。「わが御門(みかど)千代—に栄えむと」〈万・一八三〉
とこ‐とん
1 最後の最後。どんづまり。「—まで話し合う」 2 (副詞的に用いて)どこまでも。徹底的に。「—しらを切る」
とことんやれ‐ぶし【とことんやれ節】
明治初年に流行した「とことんやれとんやれな」という囃子詞(はやしことば)を添える俗謡。明治元年(1868)官軍東征のとき、参謀の品川弥二郎が歌詞を作り、大村益次郎(一説には祇園の芸妓君尾)が節を...