及(およ)びもつか◦ない
到底及ばない。とてもかなわない。「あの人の才能には、私など—◦ない」
いち‐めん【一面】
1 物体の一つの面。 2 物事のある一つの側面。ある観点。副詞的にも用いる。「—の真理」「勤勉である—、多趣味の持ち主」「こわそうにみえて、—とてもやさしい」 3 辺り一帯。ある場所全体。「—の...
お‐すもじ【御す文字】
《女房詞から》 1 《御酢文字の意》「鮨(すし)」の美化語。「近ごろは、—でもお結びでも一口にいけますし」〈康成・十六歳の日記〉 2 《御推文字の意》推察の意の尊敬語。ご推察。おすいもじ。「その...
おろ‐おろ
[副](スル) 1 驚きや悲しみなどの衝撃でうろたえるさま。「父の死にただ—(と)するばかりだった」 2 声を震わせ、涙を流して泣くさま。「涙—と落しながら」〈露伴・艶魔伝〉 3 不十分なさま。...
褻(け)にも晴(は)れにも
1 ふだんのときも表だったときも。いつも。「別に衣裳とてもあらばや、—簑(みの)一つなれば」〈中華若木詩抄・下〉 2 たった一つで、他に代わるものがない。後にも先にも。「—一人の男だけに」〈滑・...
きょう‐こく【郷国】
故郷。ふるさと。「豈(あに)一日とても—恋しからざらんや」〈独歩・愛弟通信〉
薬(くすり)降(ふ)る
薬日(くすりび)である陰暦5月5日の正午ごろに雨の降ることをいう。その雨水で医薬を製すると特に薬効があるとされた。《季 夏》「—空よとてもに金ならば/一茶」
か‐なり【可成り/可也】
《許し認める意の「可なり」から》 [形動][文][ナリ]相当の程度まで行っているさま。また、相当の程度以上に達しているさま。「—な収入がある」「—な数にのぼる」 [副]極端ではないが、並の程...
きぬ‐ぎぬ【衣衣/後朝】
1 衣を重ねて掛けて共寝をした男女が、翌朝別れるときそれぞれ身につける、その衣。「しののめのほがらほがらと明けゆけばおのが—なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉 2 男女が共寝をして過ごした翌朝。また、...
かぞえ‐きれ◦ない【数え切れない】
[連語]数や量が多くて、とても数えることができない。「—◦ないほどの鳥の群れ」