しゅく‐ゆう【祝融】
中国古代神話上の帝王。赤帝と号したという。一説に、帝嚳(ていこく)のときの火官。のちに火神。夏をつかさどる神、南方の神、南海の神ともされる。 中国の火星探査機天問1号とともに、2020年...
とらでん【団乱旋】
雅楽。唐楽。壱越(いちこつ)調で新楽の大曲。唐の則天武后作とも、大戸真縄(おおとのまなわ)作ともいう。四人または六人で舞ったが、現在は楽・舞とも廃絶。后帝(こうだい)団乱旋。団蘭伝。とらんでん。
シバ【(梵)Śiva】
ヒンズー教で、ブラフマー・ビシュヌ神とともに三神の一。破壊と創造をつかさどる神で、生殖器崇拝とも関係が深い。 [補説]「湿婆」とも書く。→大自在天
どら‐がく【度羅楽/吐羅楽】
奈良時代の外来歌舞。唐楽・三韓(さんかん)楽とともに盛行。奈良末期には衰退。度羅は済州島とも、タイ国西部ともいう。
しな‐べ【品部】
1 大化の改新前、特定の職能をもって朝廷に仕えた人々の集団。伴造(とものみやつこ)に率いられて一定期間朝廷に参勤して労務に従い、産物を献上した。大化の改新で大部分が公民となった。忌部(いんべ)・...
まさ‐に【正に】
[副] 1 ある事が確かな事実であるさま。まちがいなく。本当に。「事実は—予言のとおりだった」 2 実現・継続の時点を強調するさま。ちょうど。あたかも。「彼は—車から降りた瞬間、凶弾に倒れた」 ...
しま‐もの【島物】
1 南方諸島から渡来したもの。特に、天文(1532〜1555)以後渡ってきた美術品をいう。茶入れ・茶壺に多い。 2 出所や素性などが不明なもの。えたいの知れないもの。「その曲節(ふし)、平家とも...
じ‐たい【自体】
[名] 1 自分のからだ。 2 もともとの本体。それ自身。多くは他の名詞のあとに付いて接尾語的に、関係する他の事柄から切り離して、そのものだけについていうときに用いる。「建物—はりっぱだが、内...
じつ‐かた【実方】
1 養子からみて、自分の自然血族関係にある親族。また、婚姻によって氏を改めた者からみて、その実家側をいうこともある。→養方(ようかた) 2 《「じつがた」とも。「実形」とも書く》歌舞伎で、実事師...
とも‐かく
[副] 1 とにかく。ともかくも。「うまくいくかどうか、—やってみよう」 2 (「…はともかく」の形で)…は別として。…はさておき。「交通の便は—、閑静でいい」 [補説]「兎も角」とも当てて書く。