とっ‐こ【独鈷/独古/独股】
《「どっこ」とも》 1 密教で用いる法具、金剛杵(こんごうしょ)の一種。鉄製または銅製で、両端がとがった短い棒状のもの。独鈷杵(とっこしょ)。とこ。 2 縦に1に模した形を連ねて、縞状に織り出し...
どっこい
[感] 1 力を入れて何かをするときのかけ声。どっこいしょ。「うんとこ—、うんとこな」 2 相手の意図をさえぎり止めるときに発する語。「—、そうはさせない」 3 民謡などの囃子詞(はやしことば)。
とっこ‐いし【独鈷石】
東日本の縄文晩期の磨製石器。両端がとがり、中央に2か所、節があり、仏具の独鈷(とっこ)に似ているところからの名称。呪術・祭儀などに用いたとみられる。
どっこい‐しょ
[感] 1 力を入れるとき、また疲れたからだを動かすときに発する語。「—、と荷をかつぎあげる」 2 民謡などの囃子詞(はやしことば)。
どっこい‐どっこい
[形動]両者の力・勢いなどが互いに同じ程度で優劣がないさま。「両チームの戦力は—だ」
どっ‐こう【独行】
[名](スル) 1 自分ひとりだけで行くこと。単独行。「千里—」「彼一人—するにもあらず」〈竜渓・経国美談〉 2 自分の力だけで物事をすること。「独立—」
どっ‐こう【独航】
1隻だけで航行すること。
どっこう‐せん【独航船】
母船とともに出漁して漁獲を行い、それを母船に売り渡す小型の船。サケ・マス漁業、カニ漁業などでみられる。
とっこ‐かまくび【独鈷鎌首】
論争好きの歌人。六百番歌合の時、顕昭(けんしょう)が独鈷を手に持ち、寂蓮(じゃくれん)が鎌首のように首をもたげて論争したのを、女房たちが「例の独鈷鎌首」とはやしたところからいう。
とっこ‐しょ【独鈷杵】
「独鈷1」に同じ。