やりきれ◦ない【遣り切れない】
[連語] 1 やり遂げることができない。「仕事が多くて期限までに—◦ない」 2 がまんできない。耐えられない。「暑くて—◦ない」
くれない【紅】
《「くれ(呉)のあい(藍)」の音変化》 1 鮮明な赤色。特に、紅花の汁で染めた色。「夕日が空を—に染める」 2 ベニバナの別名。末摘花(すえつむはな)。「よそのみに見つつ恋ひなむ—の末摘む花の色...
ゆう‐くれない【夕紅】
夕方、西の空が紅色になること。また、そのような色。「もみぢ葉は入り日の影にさしそひて—に色ぞことなる」〈教長集〉
かくれ‐な・い【隠れ無い】
[形][文]かくれな・し[ク] 1 隠しようがなく表れている。それとはっきり分かっている。「真(しん)から飛んだ事を云ってしまったとの後悔が、—・く顔にあらわれる」〈左千夫・隣の嫁〉 2 残らず...
なか‐くれない【中紅】
染め色の名。中間のくれない色。韓紅(からくれない)と淡紅(うすくれない)との間の色。
うす‐くれない【薄紅】
薄い紅色。淡紅。
ひた‐くれない【直紅】
[名・形動ナリ]全体に紅色であること。また、そのさま。「誰が蒔(ま)きし紅なれば三輪山を—に匂はせるらむ」〈古今六帖・五〉 [補説]書名別項。→ひたくれなゐ
ひたくれない【ひたくれなゐ】
斎藤史の歌集。昭和51年(1976)刊行。翌年、第11回迢空(ちょうくう)賞受賞。
はなはくれない【花はくれない】
佐藤愛子の長編小説。副題「小説佐藤紅緑」。昭和42年(1967)刊。父、紅緑の半生を娘の視点から描く。
柳(やなぎ)は緑(みどり)花(はな)は紅(くれない)
《蘇軾「柳緑花紅真面目」から》 1 自然のままであること。 2 春の美しい景色を形容する言葉。 3 ものにはそれぞれ個性が備わっていることのたとえ。「—、さまざまの世のならはしこそ定めなき」〈浄...