意気地(いくじ)がな・い
1 やりとげようとがんばる気力がない。「これしきで弱音をはくとは—・い」 2 だらしがない。しまりがない。「泥溝板(どぶいた)のうえに—・い下駄の音が聞えて」〈万太郎・末枯〉
いけ‐すか◦ない【いけ好かない】
[連語]《「いけ」は接頭語、「ない」は打消しの助動詞》非常に気にくわない。ひどく感じが悪い。「きざで—◦ない男」
いけ◦ない
[連語]《動詞「い(行)ける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 「悪い」の遠回しな言い方。 ㋐人のしたことなどに対して非難するさま。感心できない。よくない。「いたずらばかりして、—◦ない子...
いげち‐な・い
[形][文]いげちな・し[ク]《近世語》 1 人情味がない。薄情である。「—・い、埒(らち)の明かぬ」〈浄・万古将軍唐日記〉 2 厚かましい。貪欲である。「酒呑童子(すってんどうし)の眷属か、—...
潔(いさぎよ)しとし◦ない
自分が関わる事柄について、みずからの信念に照らして許すことができない。「人に頼ることを—◦ない」
いざ‐ない【誘い】
いざなうこと。さそい。勧誘。「音楽会への—」
いじ‐きたな・い【意地汚い】
[形][文]いぢきたな・し[ク]《「いじぎたない」とも》飲食物や金銭・品物などを欲しがる気持ちが強い。「—・くまだ食べている」「このうえピンはねをするとは—・い」
いたいけ‐な・い【幼気ない】
[形]《「いたいけな」と「いとけない」とが混同されて生じた語》いたいけである。「—・い子供」
痛(いた)くも痒(かゆ)くもな・い
少しも苦痛を感じない。まったく影響がない。痛痒(つうよう)を感じない。「何と言われようと—・い」
いたたまら◦ない【居た堪らない】
[連語]《「い(居)」に連語「たま(堪)らない」が付いた「いたまらない」から変化したもの》いたたまれない。「私は妙に—◦ない気持になって来た」〈志賀・暗夜行路〉