なか‐ごしょ【中御所】
将軍家または大臣家以上の公卿で、隠居した者が一家に数人いる場合、上(かみ)御所に次ぐ者。→上御所 →下(しも)御所
なか‐ごと【中言】
「中口(なかぐち)2」に同じ。「けだしくも人の—聞かせかもここだく待てど君が来まさぬ」〈万・六八〇〉
なかご‐ぼし【中子星】
二十八宿の一、心宿(しんしゅく)の和名。中心の星の意。→心(しん)
なか‐ごろ【中頃】
1 中ほどの場所。中ほどの時期。物事の中間。途中。「坂の—にあるポスト」「番組の—にコマーシャルが入る」「五月の—」 2 歴史上、あまり遠くない昔。中ほどの時代。「—小野小町とて、みめかたち世に...
なか‐さだ【中さだ】
《「さだ」は時の意》筆跡などが古風でも近代風でもなく中期の様式であること。一説に、上手でもなく下手でもなく中等であること。「手はさすがに文字強う—の筋にて」〈源・末摘花〉
なかさ◦れる【泣かされる】
[連語] 1 苦しめられたり困らせられたりする。ひどい目にあわされる。「数学にはさんざん—◦れた」 2 涙が出るほどひどく感動させられる。「—◦れるシーンだね」
なか‐ざ【中座】
講談師の階級で、前座と真打(しんうち)(後座)との中間に位するもの。中座読み。
なかざ【中座】
大阪市中央区道頓堀にあった劇場。承応年間(1652〜1655)の創立という。「中の芝居」とよばれ、江戸時代は大坂の歌舞伎興行の中心であった。平成11年(1999)閉鎖。
なか‐ざし【中差/中挿】
1 (中挿)丸髷などの髻(もとどり)の中央に左右から差す笄(こうがい)。 2 箙(えびら)の中に差し入れてある矢で、上差(うわざし)以外の征矢(そや)。戦闘用とした。
なかざと【中里】
姓氏の一。 [補説]「中里」姓の人物中里介山(なかざとかいざん)中里恒子(なかざとつねこ)