なき‐がら【亡骸】
死んで魂の抜けてしまったからだ。死体。しかばね。遺体。「—を葬る」
なき‐くず・れる【泣(き)崩れる】
[動ラ下一][文]なきくづ・る[ラ下二]激しくとり乱して泣く。激しく泣いてその場にくずおれる。「悲報に接し—・れる」「事故現場で—・れる」
なき‐くら・す【泣(き)暮(ら)す】
[動サ五(四)]泣きながら日を過ごす。来る日も来る日も泣いてばかりいる。「亡き子を思い—・す」
なき‐こが・る【泣き焦がる】
[動ラ下二]思いこがれて泣く。泣くほど恋い慕う。「母北の方、おなじ煙にものぼりなむと—・れ給ひて」〈源・桐壺〉
なき‐こと【無き事】
[連語]ありもしないこと。身に覚えのないこと。無実。「—によりかく罪せられ給ふを」〈大鏡・時平〉
なき‐こ・む【泣(き)込む】
[動マ五(四)]泣いて訴える。また、泣くようにして頼みこむ。泣きつく。「役所に—・む」
なきこをしのぶうた【亡き子をしのぶ歌】
《原題、(ドイツ)Kindertotenlieder》マーラーの歌曲集。1901年から1904年にかけて、声楽とオーケストラのための連作歌曲として作曲。ドイツの詩人・東洋学者リュッケルトによる同...
なき‐ごえ【泣(き)声/鳴(き)声】
1 (泣き声) ㋐泣く声。「赤ん坊の元気な—」 ㋑泣きながら話す声。また、泣きそうな声。涙声。「—で抗議する」 2 (鳴き声)鳥獣・虫などの鳴く声。「鳥の—」
なき‐ごと【泣(き)言】
泣きながらぐずぐず訴える言葉。不運や苦しみを嘆く言葉。「—を並べる」
なき‐さけ・ぶ【泣(き)叫ぶ】
[動バ五(四)]大きな声で泣く。泣きながら叫ぶ。「迷子が道で—・ぶ」