いうかい‐な・し【言ふ甲斐無し】
[形ク] 1 言ってもその効果がない。「あやしがりいへど、使ひのなければ—・くて」〈枕・二七七〉 2 言ってみても取り返しがつかない。特に、死ぬことを遠回しにいう。「さこそ強がり給へど、若き御心...
す・む【澄む/清む】
[動マ五(四)] 1 水や空気などに濁りがなくなり、透きとおった状態になる。「池の底まで—・んで見える」「—・んだ高原の空気」⇔濁る。 2 光や色などに曇りがなく、はっきり見える。「明るく—・...
いじ・ける
[動カ下一] 1 恐怖や寒さなどで、ちぢこまって元気がなくなる。「空腹でからだが—・ける」 2 ひねくれて、すなおでなくなる。すねたようすをする。「—・けた性格」「—・けた態度」 3 伸び伸びと...
だら・ける
[動カ下一] 1 緊張感がなくて、気持ちやからだにしまりがなくなる。だらしなくなる。「こう暑くては、からだが—・けてしまう」「—・けた生活」 2 なまける。おこたる。「—・けて勉強をしない」
すみ‐き・る【澄(み)切る】
[動ラ五(四)]わずかなくもりもなくよく澄んでいる。転じて、心に迷いがなくなる。「—・った秋の青空」「—・った心境」
たわい
1 (下に「ない」を伴って用いる) ㋐言動がしっかりしていて、正気であること。「すっかり酔って、まるで—がない」 ㋑しっかりした考え。また、思慮分別。「—のない話」「年がいもなく—のないことを言...
だえん‐ぎんが【楕円銀河】
形による銀河の分類の一。渦巻き構造がなく、楕円状に見える銀河。形は円形から扁平(へんぺい)なものまで、質量も極めて大きいものから小さいものまである。星間物質はほとんどなく、種族Ⅱの星からなる。楕...
と‐いわず【と言わず】
[連語] 1 …と言うことなく。…などと言わないで。「明日—今すぐ」 2 (多く「…といわず…といわず」の形で)特に…と言うことなく全部。「顔—手—泥だらけだ」
にが‐て【苦手】
[名・形動] 1 扱いにくく、いやな相手。なかなか勝てなくて、いやな相手。また、そのようなさま。「あいつはどうも—だ」 2 得意でないこと。また、そのさま。不得手。「数学の—な人」 3 不思議な...
ね‐ざ・む【寝覚む】
[動マ下二]眠りから覚める。目を覚ます。「はかなくて君にわかれし後よりは—・めぬ夜なくものぞ悲しき」〈夜の寝覚・一〉