な‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の音変化》 [副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉
[連語] 1 何であるか。なにごとか。「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」...
なぞ・う【準ふ/准ふ/擬ふ】
[動ハ下二]《古くは「なそふ」とも》見立てる。くらべる。なぞらえる。「愛(うるは)しみ我が思ふ君はなでしこが花に—・へて見れど飽かぬかも」〈万・四四五一〉
なそり【納曽利/納蘇利】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の小曲。舞は二人の走り舞で、一人で舞うときは落蹲(らくそん)という。番舞(つがいまい)は蘭陵王(らんりょうおう)。双竜舞(そうりゅうのまい)。