な‐だか・い【名高い】
[形][文]なだか・し[ク]広く世間に名が知られている。有名である。「歴史に—・い寺院」
なだ‐く【灘区】
⇒灘
なだ‐ごごう【灘五郷】
兵庫県、灘一帯の酒造地の称。西宮市の今津郷・西宮郷、神戸市東灘区の東郷・中郷、同灘区の西郷の五つ。宮水が湧出し、灘の生一本(きいっぽん)で知られる。
なだ‐ざけ【灘酒】
兵庫県の灘地方から産する清酒。古くから、良質の水と優秀な醸造技術からつくられた優良品と称されてきた。灘目酒(なだめざけ)。灘。
なだ・す【撫す】
[動サ四]《動詞「な(撫)ず」の未然形に尊敬の助動詞「す」がついたものの音変化。上代語》おなでになる。一説に、正(ただ)す意とも。「臣の子は栲の袴を七重をし庭に立たして足結(あよひ)—・すも」〈...
な‐だた・し【名立たし】
[形シク]評判になりそうである。うわさが立ちそうである。「いと清げなる相婿とり給ひてけりな。あな—・し」〈落窪・一〉
な‐だた・り【名立たり】
[動ラ変]《「なたちあり」の音変化》名が立っている。有名である。「世の中に—・り給ひつる仇人(あだびと)の」〈宇津保・嵯峨院〉
な‐だたる【名立たる】
[連体]《動詞「なだたり」の連体形から》有名な。評判の高い。「景勝の—地」「世界に—音楽家」
な‐だて【名立て】
評判が立つようにすること。また、その評判。「移ろはぬ松の—にあやなくも宿れる藤の咲きて散るかな」〈貫之集〉
灘(なだ)の生一本(きいっぽん)
灘産のまじりけのない上等の清酒。