み‐すまる【御統】
上代、多くの玉を緒に貫いて輪とし、首にかけたり腕に巻いたりして飾りとしたもの。「弟棚機(おとたなばた)の項(うな)がせる玉の—」〈記・上・歌謡〉
みちゆき‐びと【道行き人】
道を行く人。旅をする人。「恋ひ死なば恋も死ねとや玉桙(たまほこ)の—の言も告げなく」〈万・二三七〇〉
ミッション‐きき【ミッション機器】
人工衛星の用途や目的に応じて搭載される機器。観測を行う各種センサーのほか、通信衛星や放送衛星の通信中継器などをさす。基本的な機能や動作に必要なバス機器(衛星バス)と区別される。
み‐つ・く【見付く】
[動カ四]見慣れる。見てなじむ。「さまかたちのめでたきを—・きなば、さりともおろかになどは、よも思ふ人あらじ」〈源・東屋〉
[動カ下二]「みつける」の文語形。
みどり【緑/翠】
《元来、新芽の意で、そこから色名に転じたといわれる》 1 色の名。青と黄色の中間色。 ㋐草木の葉の色。また、草木。特に新緑のころのものをいう。「一面の—」《季 夏》「満目の—に坐る主かな/虚子」...
みまさか【美作】
旧国名の一。大半は現在の岡山県北東部。東端は兵庫県佐用町の一部。和銅6年(713)備前国から分国。作州(さくしゅう)。
岡山県北東部にある市。市南部を出雲(いずも)街道が、北部を因幡(いなば...
み‐め【見目/眉目】
1 顔立ち。容貌(ようぼう)。 2 見た感じ。「鷺(さぎ)はいと—も見苦し」〈枕・四一〉 3 面目。ほまれ。「いかに若いとて二人の子の親。結構なばかり—ではない」〈浄・天の網島〉
むだ‐ばな【無駄花/徒花】
咲くだけで実を結ばない花。また、雌雄異花の植物の雄花。はなばなしい行動が成果につながらなかった場合のたとえにもいう。あだばな。「一人—を咲かせる」
空(むな)しき骸(から)
なきがら。死骸。「恋しきにわびて魂まどひなば—の名にや残らむ」〈古今・恋二〉
むら‐だ・つ【群立つ/叢立つ】
[動タ五(四)] 1 一群になって立っている。群生する。むれだつ。「雑木交りに木深く—・って」〈風葉・青春〉 2 群がって上へあがる。一群をなして飛び立つ。むれだつ。「—・ち急ぐ嵐雲(あらしぐも...