ならび【並び/双び】
1 並ぶこと。並んだようす。並んでいるもの。列。「歯の—が悪い」「このビルの—にある書店」 2 たぐい。比類。「天下に—もない武芸の達人」
ならび‐が‐おか【双ヶ岡】
京都市右京区御室(おむろ)にある丘陵。一ノ岡・二ノ岡・三ノ岡に分かれ、西麓に吉田兼好が住んだ。双の岡。
ならび‐ぐら【並び倉】
二つの倉が並んで立ち、中間に連結部分のあるもの。正倉院はその例。
ならび‐しょう・する【並び称する】
[動サ変][文]ならびしょう・す[サ変]あるものを他と並べて、同じようにほめたたえる。「モーツァルトと—・される作曲家」
ならび‐た・つ【並び立つ】
[動タ五(四)] 1 並んで立つ。「街道に—・つ松」 2 対等の位置に並ぶ。同等の勢力をもつ。「諸大国と—・つ」「両雄—・たず」
ならび‐だいみょう【並び大名】
1 歌舞伎で、大名の扮装をして、ただ並んでいるだけの役。また、それに扮した俳優。 2 人数に加わっているだけで、あまり重要ではない人。「—にすぎない役員」
ならび‐な・い【並び無い】
[形][文]ならびな・し[ク]他と比較できるものがない。類がない。たぐいない。「—・い権力者」
ならび‐に【並びに】
[接]前後二つの事柄をつなぐのに用いる語。および。また。と。「氏名—電話番号を明記のこと」 →及(およ)び[用法]
ならび‐へいし【並び瓶子】
紋所の名。瓶子を二つ並べたもの。