におわ・し【匂はし】
[形シク]艶やかで美しい。輝くようである。「あざやかに—・しき所は添ひてさへ見ゆ」〈源・藤裏葉〉
におわ・す【匂わす】
[動サ五(四)] 1 匂うようにする。香りを立てる。「香水をほのかに—・す」 2 つややかに美しく染める。「秋の野を—・す萩は咲けれども見る験(しるし)なし旅にしあれば」〈万・三六七七〉
におわ・す【臭わす】
[動サ五(四)] 1 臭うようにする。「悪臭を—・す」 2 それとなく遠回しにいう。ほのめかす。「賄賂の必要を—・す」
におわ・せる【匂わせる】
[動サ下一]「匂わす」に同じ。「オーデコロンを—・せる」
におわ・せる【臭わせる】
[動サ下一]「臭わす」に同じ。「体臭を—・せる」「裏取引を—・せる」