に‐き【二気】
陰と陽。二儀。両儀。
に‐き【二季】
1 四季の中の二つの季節。春と秋、または夏と冬など。 2 盆と暮れ。
に‐き【二期】
二つの期間。「—制」「—連続当選」
に‐き【日記】
「にっき」の促音の無表記。「をとこもすなる—といふものを」〈土佐〉
にき【和/熟】
[語素]《中世以降「にぎ」とも》名詞の上に付いて、やわらかな、しなやかな、穏やかな、などの意を表す。「—たえ(和妙)」「—て(和幣)」
に◦き
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」》すでに…た。…てしまった。「名にめでて折れるばかりぞ女郎花(をみなへし)我落ち—◦きと人にかたるな」〈古今・秋上〉
にき‐えみし【熟蝦夷】
上代、朝廷に服した柔順な蝦夷。⇔荒蝦夷(あらえみし)。
にき‐さく【二期作】
同一耕地で、同じ作物、主に稲を年2回栽培・収穫すること。→二毛作
にき‐ざき【二季咲き】
春と秋など、年に2回花が咲くこと。また、その植物。「—のキク」
にき‐しね【和稲】
《後世は「にぎしね」とも》もみをすりとった稲。にこしね。「みかの腹満(み)てならべて、—、荒稲に」〈祝詞・竜田風神祭〉