にく‐さ【憎さ】
憎いこと。憎いことの度合い。「かわいさ余って—百倍」
にく‐さ【肉叉】
フォーク。肉刺し。「—を用いて、塩豕一片を口に投じて」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
にくさ‐げ【憎さげ】
[形動][文][ナリ] 1 いかにも憎らしそうなさま。憎らしげ。「『…随分おしゃべりねえ』と、さも—に言った」〈小山内・大川端〉 2 見た目に不快なさま。醜い。「顔—なる人にも立ちまじりて」〈徒...
にく‐さし【肉刺(し)】
フォーク。肉叉(にくさ)。「手にした—に料理をさしながら」〈荷風・ふらんす物語〉
に‐くさび【荷轄】
和船の舟べりをおおって、波の当たりを和らげるわらやむしろの類。
憎(にく)さも憎(にく)し
いくら憎んでも憎み足りない。いかにも憎い。
にく‐ざり【二句去り】
連歌・俳諧などで、2句以上を隔てなければ使ってはならない字や語。
にくざん‐ほりん【肉山脯林】
《「帝王世紀」の「夏桀(かけつ)は肉山脯林を為し、殷紂は酒池肉林を為す」から》生肉の山と干し肉の林。宴席などのぜいたくきわまるようすのたとえ。酒池肉林。
にく‐しつ【肉質】
1 肉の質。また食肉の品質。 2 肉の多い性質。「—の葉」
にくしつ‐るい【肉質類】
原生動物のうち、原形質流動や偽足によって運動するものの、かつての呼称。アメーバ・有孔虫・太陽虫・放散虫などが含まれていたが、現在は多系統群と考えられている。根足虫類。