にげ【逃げ】
逃げること。「—の一手」「勝ち—」
に‐げ【二毛】
《「にけ」とも》馬の毛色の名。白黒2色まじったもの。「逃げ」に掛けることもある。ねずみげ。「忠清は—の馬にぞ乗りにける」〈平家・五〉
にげ‐あし【逃(げ)足】
逃げようとする足つき。また、逃げる速さ。「—が速い」
にげ‐う・せる【逃げ失せる】
[動サ下一][文]にげう・す[サ下二]逃げて行方をくらます。逃亡する。「首尾よく—・せる」
にげ‐うま【逃(げ)馬】
競馬で、最初から先頭に立って逃げ切るのを得意とする脚質の馬。
にげ‐おお・せる【逃げ果せる】
[動サ下一][文]にげおほ・す[サ下二]最後まで逃げきる。「警察の追跡からはとても—・せない」
にげ‐おく・れる【逃(げ)遅れる】
[動ラ下一][文]にげおく・る[ラ下二]逃げるのが遅れる。逃げそこなう。「火災で—・れる」
にげ‐お・ちる【逃(げ)落ちる】
[動タ上一][文]にげお・つ[タ上二]逃げてひそかによそへ行く。逃げのびる。「戦に敗れて—・ちる」
にげ‐かえ・る【逃(げ)帰る】
[動ラ五(四)]逃げて帰る。逃げもどる。「命からがら—・る」
にげ‐かく【逃(げ)角】
工作機械のバイトやドリルなどで、刃先の背が工作物に当たらないように透かせる角度。