イデアルのぶんかいについて【イデアルの分解について】
京都出身の数学者、園正造による論文。昭和7年(1932)発表。
えいえんのあいについて【永遠の愛について】
《原題、(ドイツ)Von ewiger Liebe》ブラームスの歌曲集「四つの歌」の第1曲。1864年作曲。
げんごのきげんについてのろんこう【言語の起源についての論考】
《原題、(ドイツ)Abhandlung über den Ursprung der Sprache》ヘルダーの著作。1772年発表。言語の起源について「理性即言語」とする関係性を言語学史上初めて...
だいにげいじゅつげんだいはいくについて【第二芸術・現代俳句について】
桑原武夫による論文。昭和21年(1946)「世界」誌に掲載。現代俳句は前近代的・遊戯的であり、第二芸術として他の芸術とは区別すべきであると論じ、俳壇に物議をかもした。
たいはいのこんげんについて【退廃の根源について】
小田切秀雄による文芸評論。昭和28年(1953)「思想」誌に発表。日本のプロレタリア文学運動を文学史の中に再定義する試み。
てんきゅうのかいてんについて【天球の回転について】
《原題、(ラテン)De revolutionibus orbium coelestium》コペルニクスの著した天文学書。1543年刊。全6巻。太陽を中心として地球や惑星が周囲をめぐる地動説を提唱。
ドゥーブのどうとふどうについて【ドゥーブの動と不動について】
《原題、(フランス)Du mouvement et de l'immobilité de Douve》フランスの詩人ボンヌフォワの詩集。1953年刊。
中(なか)に就(つ)いて
《「就中」の表記の訓読から生じたもの》その中でもとりわけ。なかんずく。「世の中といふもの、…定まりたる事侍らね、—も女の宿世(すくせ)はいと浮かびたるなむあはれに侍る」〈源・帚木〉
ニーチェについて
《原題、(フランス)Sur Nietzsche》バタイユによる哲学的散文。1945年刊。三部作「無神学大全」の第3部に当たる。
に‐ついて【に就いて】
[連語]《格助詞「に」に動詞「つ(就)く」の連用形と接続助詞「て」の付いた「につきて」の音変化》ある事柄に関して、その範囲をそれと限定する。「右の問題—解答せよ」「日時—は後日連絡する」